戸建てのランニングコストを考えよう

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家を購入すること

誰もがいつかは家を購入したいとあこがれるものです。
一生に何度も購入できるものではなく、ほとんどの人にとって一生に一度しか購入することはありません。
ずっと住み続ける場所ですから自分にとって理想の場所を選びたいと考えて購入できるよう努力をするものです。

とはいえ、家は安い買い物ではありません。
そのため現金で一括購入をするというのはほぼ不可能なことであり、多くの人はローンを組んで購入をします。
ローンも何年もかけて支払いをするものであるためシミュレーションをして支払える金額を考えてその範囲内で組んでいくものです。

しかし、家の購入というのはローン以外もいろいろと支出が発生します。
そのためそういったお金についても考えていないと家の購入後にマネープランが予定と違いおかしなことになることも少なくありません。
そこで、ここでは家を購入した後に発生するランニングコストについて紹介をしていきます。

一戸建て購入後にかかってくる費用

毎月のローンが家賃と同じくらいになることを考えたら戸建てを購入したほうがお得、と考える人はとてもたくさんいます。
しかし、戸建ての購入費用はローンの支払いだけではありません。

特に大きくかかわってくるのが固定資産税です。
多くの場合固定資産税はローン数か月分程度の金額になります。
住宅ローンを組む際にボーナス払いもしている場合には年間でローンを16か月分程度支払うことになるのを忘れてはいけません。

この部分の計算をしていないと毎月の支払額は大きく変わってきます。
特に税金の支払いとボーナスの支払いとが発生する月には負担が大きくなるので注意をしましょう。

修繕費用の割高さ

マンションと違い一戸建ては家の修繕にかかる費用を全額自己負担しなければなりません。
家は購入してどれだけ丁寧に使っていても劣化をしていくものです。
老朽化してくると安心安全に住むためにはリフォームや補修工事をすることが避けられません。

多くの場合、10年もすれば何かしらの不具合が出てきてリフォームすることが必要になってきます。
リフォームの費用も200万円程度かかることが多いです。

そこで、このリフォーム費用を支払うためには毎月リフォームに向けた貯金が必要です。
毎年20万円程はリフォームのために貯金をしておくことが望まれます。
ローンの支払いをしながらも20万円以上の貯金ができるかどうかを考えてマネープランを組み立てていく必要があります。

特に中古物件を購入した場合、購入費用は抑えられますがリフォーム費用は新築物件を購入するよりもかかることが多いです。
そのため中古物件は購入してからは新築物件よりもリフォームに向けての貯金を毎月多くしておく必要があるためその費用についても考えたうえで購入することが重要です。