延長コードにも寿命があります

  1. >
  2. >
  3. 延長コードにも寿命があります

延長コードの寿命は5年が目安

電化製品には、どんなに優秀なものでも寿命があります。
延長コードも電気を取り扱う製品で、一度購入すれば半永久的に使用できるというわけではありません。

延長コードの寿命は、使い方によっても変わりますし、延長コードのスペックによっても若干の違いはあります。
一般的には約5年程度が寿命と言われており、寿命を迎えると差し込んでも電気が通らなくなってしまいます。
ある日突然寿命を迎えて使えなくなってしまうこともあれば、少しずつ不調が出てきて「そろそろ変え時かな」と分かることもあります。

寿命が近づいてきた時のサインは、いくつかあります。
例えば、電気コードを覆っている樹脂の部分が硬くなってきた場合には劣化のサインだと考えましょう。
樹脂の中の導線が、加工硬化と呼ばれる現象を起こしているのかもしれません。
使い続けていても、近い将来に寿命を迎える可能性が高いです。

使用中にコードが熱くなることも、寿命のサインです。
もしかしたら内側で断線しているのかもしれませんし、長期間の使用で劣化していることが考えられます。
その他にも、延長コードの根元の部分がねじれている場合には内側での断線が考えられます。
買い替えたほうが安心でしょう。

こんな使い方は寿命を縮める!

電化製品のコードから壁のコンセントまでの距離が長い時には、延長コードを使うととても便利です。
しかし、間違った使い方をしていると本来の寿命よりも早く使えなくなってしまうかもしれません。

例えば、延長コードの長さがギリギリで無理に引っ張るというのはNGです。
掃除機を使う際に延長コードを使っている場合には、自覚しないままコードを引っ張ってしまうことがあるかもしれません。
どのようなシチュエーションでも、延長コードを引っ張ることで劣化が早まりますし、寿命は縮まってしまうのです。

湿気のある場所で使うのも、延長コードの寿命を縮めるリスクがあります。
水に濡れやすい状態で使うのは、感電のリスクが高くなるという点でも危険です。
濡れた手で取り扱うとか、濡れている場所でつかうというのもNGです。

延長コードの上から重たい家具を置くなどして圧迫することも、寿命が短くなる要因となります。
樹脂で覆われているから圧迫しても平気ということはなく、コードに大きな負荷がかかることによって断線のリスクが高まります。

コードが固まった状態で使用することも、NGな使い方です。
延長コードは、内側の導線が使用することで熱を帯び、外部へ放熱します。
コードが絡まっていると放熱が正常に行われなくなってしまい、断線やショートの原因となります。
危険ですし、延長コードの寿命も縮んでしまうでしょう。