オール電化は本当に安くなるのか

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オール電化にはどんなメリットがある?

自宅をオール電化にする事は、たくさんのメリットがあります。
1つ目のメリットは、光熱費が節約できるという点です。
給湯システムや調理の際に使う燃料がガスよりも電気の方が単価が安いため、ライフスタイルが同じでも毎月かかる光熱費はオール電化にすることで安くなることが多いです。

しかも電力会社ではオール電化向けのプランをラインナップしていることもあります。
そうしたプランを選べば、単価が安い夜間電力を利用して、お湯を沸かしたり暖房器具の蓄熱をする際に役立てられます。

2つ目のメリットは、光熱費を電気とガスの2本柱でなく、電気のみにまとめられるというメリットがあります。
上記の通り、電気の方が単価が低いだけでなく、基本料金が電気とガスの両方にかからないためその部分でも節約ができます。
ガスの基本使用料は地域によって異なるものの2,000円~3,000円程度が多く、これを節約することが可能です。

3つ目のメリットは、高い安全性を得られるという点です。
熱源にガスを使わなければ、万が一のガス漏れや一酸化炭素中毒などのリスクはないでしょう。
調理の際に炎が出ないため、火災のリスクも最小限に抑えることができます。

4つ目のメリットは、万が一の自然災害時などには温水器タンク内の水を生活用水として活用できるという点が挙げられます。
飲用水としての利用には適していませんが、全く水が使えない状態になるよりも不便さを軽減できそうです。

5つ目のメリットは、オール電化製品の中でも毎日使って汚れやすいITクッキングヒーターはお手入れやお掃除がとても楽という点があります。
調理面がフラットなので、油汚れなども簡単にさっとふき取ることが可能です。

デメリットはあるの?

オール電化を検討する際には、どんなデメリットがあるのかという点についても理解しておきたいものです。
オール電化にも、デメリットはいくつかあります。

1つ目のデメリットは、オール電化向けの電気プランにすると日中の電気料金の単価が若干高くなるという点があります。
夜間の電気料が安くなる代わりに、日中がその分だけ高めになるというわけです。

2つ目のデメリットは、自宅をオール電化にするためにはまとまった金額の初期費用がかかるという点です。
電化製品の購入だけでなく工事にも費用が掛かりますし、場合によっては基礎工事や水道関連工事が必要となることもあります。

3つ目のデメリットは、調理器具をオール電化にする事は好き嫌いが分かれるという点です。
火力という点では、どうしてもガスを使う方が強い火力で調理できます。
特に強火で調理をする中華料理などは、オール電化のITクッキングヒーターでは物足りなさを感じるかもしれません。