掃除機する場所を絞る
掃除機はここ近年多くの家電メーカーから魅力的な新製品が登場している分野です。
昔ながらのホース式の掃除機だけでなく、一人暮らしやマンションで置き場所に困らない縦置き型、さらには紙パックのいらないサイクロン式掃除機や、ルンバなどのロボット式掃除機など非常に種類も豊富です。
しかし一見万能そうな掃除機ですが、掃除をするということで考えると必ずしも一つあればすべての問題が解決するというものではありません。
具体的な例としては、フローリングの床であればワイパー式のモップの方が素早くきれいにすることができますし、畳などは掃除機を使わなくてもほうきで十分きれいにすることが可能です。
家全体をすべて掃除機で清掃しようとするとどうしても何度かコンセントを移動させたり細かい部分まで掃除機を突っ込んだりといった動作が必要になってしまい時間がかかります。
掃除機は省電力機能のものも出てはきているものの、基本的には電気を多く消費する家電製品の一つなので、室内清掃において代替できるところは別の清掃用具を使用するというふうに考えていった方が余計な電気量を消費することなく、室内をよりきれいにすることができます。
強弱を使いこなす
掃除機はそれほどたくさんの機能のある家電ではないので、使用をするときのボタン数は限られています。
ですが意外に使いこなされていないのが、本体にある弱・中・強という吸引力の選択です。
掃除機のしくみは、スイッチを入れることにより内部に吸い込むためのモーターが回転をするためより強いパワーを指定することにより激しくモーターの回転が発生することになります。
そのためあまり汚れていない場所も強で掃除をしてしまうとその間ずっと最大パワーを出しっぱなしになってしまいますので当然消費される電力も大きくなります。
汚れの激しい場所や毛の長い絨毯といったところは強を使用しないときちんと汚れをとることはできないでしょうが、フローリングの床などはそれほど高い吸引をしなくても周囲のホコリくらいなら十分綺麗にすることができます。
掃除機はスイッチが切れた状態から再び起動をする時にはモーターを激しく回転させなくてはならないため多くの電力を消費しますが、一度回転が開始されればその回転数を変化させるためにそれほど電力は必要となりません。
掃除機をこまめに掃除
最後に掃除機の節約術で最も重要と言ってもよいのがこまめの清掃です。
ダイソンのキャッチフレーズに「吸引力の変わらない掃除機」といった言葉がありますが、実際にはサイクロン式の掃除機はゴミが溜まってくると極端に掃除効率が落ちます。
紙パック式のものもパンパンの状態になると吸引力に違いが見られるようになるので、できるだけ早めに交換をするようにしましょう。