オール電化とガス併用どっちが安くなる?

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ガス・電気併用のメリット・デメリット

ガス併用のメリットは、都市ガスを使用している場合はオール電化よりも費用をおさえられることです。
都市ガスはエネルギーコストがプロパンガスよりも安く、エネルギー効率が高いガスですので、都市ガスと電気を併用することで毎月の利用料金をおさえられます。

また、日中に調理を行ったり給湯器をよく使用する家庭では、さらに電気料金をおさえることができます。
ガスと電気の併用の場合、夜間の電気代がどうしても高くついてしまうのが難点です。
昼間にガスや電気を使用し、夜間使わないことで電気代の節約になります。

一方、ガス併用の場合のデメリットは、ガスと電気それぞれに基本料金がかかってしまうことです。
ガスと電気それぞれに基本料金が発生しており、毎月支払わなければなりません。
基本料金が2重にかかかることは、基本料金がひとつしかないオール電化と比べるとデメリットといえます。

また、ガスでプロパンガスを利用している場合、都市ガスよりも料金が高くなりやすいという特徴があります。
突然料金が値上がりする可能性もあり、節約のためには都市ガスへの変更やオール電化の変更を検討したほうがよいかもしれません。

そしてガスを使用いていると、火災リスクは常にあることもデメリットといえます。
ガス併用は火災以外でも、ガス漏れや一酸化炭素中毒のリスクもあります。
ガスが燃焼するためには酸素が必要であり、室内で換気を行わずにガスを使用すると酸素が足りずに一酸化炭素が発生していまうからです。
お子さんがいる家庭では、安全のためにオール電化を選択する方も少なくありません。

オール電化のメリット・デメリット

オール電化は、電気料金が安く設定されているプランが多いのがメリットといえます。
とくにお得となるのは夜11時から翌朝7時までの時間帯で、この8時間の間にお湯をためたり、蓄熱システムにより熱をためておくと昼間の電気代が高い時間帯に電気を使わなくてすみます。
洗濯機や乾燥機、炊飯器など、すべての電気代をお得におさえるなら、ぜひこの時間に電気を使う家事をすませておくとよいでしょう。

また火を使わないため、火事のリスクが少ないというメリットがあります。
オール電化は、あらゆる機器を電気エネルギーで動かします。
火災以外に一酸化炭素中毒も起こしにくいため、小さなお子さんもいる家庭やペットのいる家庭の利用に最適です。

一方、オール電化のデメリットは、初期費用や維持費がかかることです。
オール電化を利用するためにはエコキュートや蓄熱暖房器具などを導入しなければならず、それらの購入費用や工事費用、維持費がかかります。

また日中は電気代が割高であることもデメリットのひとつです。
夜間電気代が安いオール電化は、一方で日中は高く設定されています。
日中に自宅にいることが多い方だと、電気代がガス併用よりも高くなる可能性があります。