ガスファンヒーターと他の暖房機具との違いについて

  1. >
  2. >
  3. ガスファンヒーターと他の暖房機具との違いについて

ガスファンヒーターにはどのぐらいの費用がかかっている?

近年ではセントラルヒーティング機能を搭載している住宅が増えていますが、そうでない家庭では部屋ごとに設置して室内を素早く温めることができるファンヒーターを使っていることが多いのではないでしょうか。
その中でもガスファンヒーターは、コンセントに差し込んで使うので電気代がかかりますし、燃料にはガスを使うためガス代もかかってしまいます。

ガスファンヒーターはガス管を部屋の壁まで伸ばしてヒーターに直接接続するため、石油タイプのファンヒーターのような給油が必要ありません。
そのため、寒い季節にはついつけっぱなしにしてしまうことが多いものです。
かかる費用は、そのファンヒーターの性能、および何時間使ったのかという使用時間にガス使用量金の単価によって計算することができます。

例えば木造11畳程度の広さ、もしくはコンクリート造15畳程度の広さの部屋で1日8時間使用した場合、平均的なガスファンヒーターだとかかる電気料金は1カ月当たり約120円程度となります。
気になるガス代は、約1万円程度です。
つまり、電気代とガス代とで1ヶ月にかかる費用は1万円ちょっと、ということになるでしょう。

ただしこれは、ガスファンヒーター1台当たりにかかる費用です。
部屋ごとにガスファンヒーターを設置している場合には更に費用がかかるため、注意が必要です。

他の暖房器具と比較してみよう

上記の条件でセラミックファンヒーターと石油ファンヒーター、そしてエアコンとかかる費用を比較すると、どのタイプが最も最安なのでしょうか?
セラミックファンヒーターは、燃料は電力を使います。
1日8時間の使用だと1カ月当たりにかかる電気代は9,000円~1万円程度で、ガスファンヒーターよりも若干リーズナブルとなります。
ただしセラミックファンヒーターは商品ごとに消費電力量が大きく異なり、それは毎月の電気代に直接的な影響が出ます。
そのためファンヒーターを選ぶなら、消費電力をチェックした上でできるだけエコなタイプのヒーターを選ぶのがおすすめです。

石油ファンヒーターの場合、ファンヒーターをコンセントに差し込んで使うため電気代がかかります。
しかし燃料には灯油を使うため、費用を計算する際にはかかる電気代と灯油の購入代金を合計しなければいけません。

電気代は、1カ月当たり平均4,200円程度がかかります。
ガスファンヒーターよりもかかる電気代は大きい点が、石油ファンヒーターの特徴です。
そして燃料となる灯油の購入代金ですが、これは1カ月当たり約14,000円程度となり、電気代との合計は18,200円程度と最も割高です。

それでは、エアコンの暖房はどうでしょうか?
エアコンは灯油やガスを使わず、かかるのは電気代のみです。
1ヶ月の目安は9,000円程度で、ガスファンヒーターよりも若干リーズナブルです。