食費は給料の何%が理想?

  1. >
  2. >
  3. 食費は給料の何%が理想?

食費は給料の15%が理想

生活費を節約して貯金をしたいと思っているけれど、なかなかうまくできないと悩んでいる人におすすめしたいのが、食費の見直しです。
子供の教育費や住宅ローン、車のローンなどは節約しようと思ってもできない費用に含まれますが、食費はちょっと工夫をすることによって節約することが可能です。
今日からでもすぐに節約を始めることができるのも、食費のメリットです。

食費にはどのくらいのお金をかけたらいいのか分からないという人は、収入手取り額の15%を目安にするのがおすすめです。
つまり、世帯の収入手取り額が約40万円の家庭では、40万円×15%=6万円が月の適切な食費ということになります。
これはあくまでも大まかな目安で、育ち盛りの子どもが2人以上いる家庭や、世帯の収入手取りが少ない家庭などでは食費のパーセントを増やす必要があるかもしれません。

世帯人数別の食費平均額と収入手取り額

総務省が行っている家計調査によると、1ヶ月の食費と収入手取り額に占める食費の割合は、単身世帯の場合44,331円で17.1%、二人世帯の場合の1ヶ月の食費は64,362円で手取り額の14.8%を占めていることがわかりました。
二人世帯の家庭の食費が単純に単身世帯の倍にならないのは、一人暮らしだとどうしても外食が多くなったり、食材に無駄が出たりしてしまうからです。

複数人の世帯では住宅費や子どもの教育費にお金がかかるため、経費の少ない1人暮らしよりも食費を節約しなければならないという実情もあります。
水道光熱費や家賃などの生活費に対して手取り収入が多い世帯では、生活にゆとりがあるため外食をする機会が増える他、高価な食材を購入する傾向が大きくなっています。

食費を節約するためのポイント

食費を節約するためには、まず第一に月々に食費をいくら使っているかを把握することが大切です。
これには家計簿をつけるのがおすすめですが、時間がなくていつも三日坊主になってしまうというのであれば、食費をすべてクレジットカード決済に統一してしまうのが便利です。
こうすれば、1ヶ月にいくらの食費を使っているのかがすぐに分かります。
スマホの家計簿アプリを使うのもおすすめの方法で、レシートを読み取る機能が搭載されているアプリであれば手動で入力する必要もなく、大変便利です。

食費が把握できたら、次は「食費にいくら使いたいか・いくら使えるか」を設定します。
貯金をしたいからといって急に食費を大幅に削っても長続きしませんので、徐々に額を減らしていくことが大切です。
食費を節約する際にはただ単に金額を抑えるだけではなく、鶏胸肉や卵・豆腐・キャベツなど、栄養価が高くてボリュームがあり、バリエーションに富んだ献立を作れる食材をメインに使うことも重要です。